結核は伝染しますか？

結核は感染症です。聞くと不安になるのは当然ですが、結核患者全員が感染するわけではありません。研究によると、結核患者のうち、痰に結核菌が含まれていることが判明した人だけが感染性があるそうです。

感染源とともに、結核菌は特定の経路を通じて他の人に伝染することになります。結核感染の主な経路は空気感染です。肺結核の患者が咳やくしゃみをしたり、大声で話したりすると、結核菌を含んだ飛沫核が空気中に大量に撒き散らされ、健康な人がそれを吸い込むことで感染を引き起こす可能性があります。結核感染の程度は、主に結核患者が排泄する菌の量、咳症状の重症度、接触の程度などの要因によって左右されます。

私たちの周りに肺結核の患者さんがいる場合、まずその患者さんが結核の活動期にあるかどうか、つまり菌を排出しているかどうか、抗結核化学療法を受けているかどうかを把握しなければなりません。患者さんの痰の検査が陰性であったり、患者さんが化学療法を受けて痰が陽性であったりする場合、このタイプの患者さんは感染力があまり強くないので、感染をあまり心配する必要はありません。